自分の話ばかりする人同士が集まるとどうなるか

この記事は、その場に居合わせる側の視点で書いています。

聞き役をしていると、 一度は目にする場面があります。 自分の話ばかりする人同士が、同じテーブルに座ったときです。

結論から言うと、想像より穏やかに終わることが多いものです。 なぜそうなるのかを見ていきます。


会話は「交互の独白」になります

多くの場合、二人の話は交わりません。

片方が話し終わる前に、 もう片方が自分の話に接続します。 接続の仕方は共感の形を取っているので、 表面上は会話として続いていきます。

一人目:この前、旅行で大変なことがあって
二人目:分かる、自分も去年ひどい目にあって(二人目の話が始まる)
一人目:それで、さっきの話の続きなんだけど(一人目に戻る)

話題は行き来しますが、掘り下げは起きません。 それぞれが自分の話を置いていく形になります。

会話の主導権がどこで移るのかは 自分の話ばかりする人の例|会話のどこで入れ替わるかで詳しく扱いました。


意外と揉めないのはなぜか

互いに「聞いてもらえなかった」と感じにくいためです。

聞き役に不満がたまるのは、 話す機会が回ってこないからです。 自分の話ばかりする人同士の場合、 機会そのものは両方に回っています。

  • 自分の番が必ず来る
  • 相手の話を深く聞く義務を感じていない
  • 相手も同じことをしているので、負い目が発生しない

結果として、 双方が満足して帰るという場面が実際に起こります。


しんどくなるのは、その場にいる第三者です

問題が出るのは、聞き役が混ざっているときです。

三人以上の場に、 自分の話をする人が二人と聞き役が一人という構成になると、 聞き役だけが二人分を受け止めることになります。

この状態は、 一対一で聞かされるより消耗が大きくなります。 話題が二方向から来るうえに、 どちらにも相づちを求められるためです。

その場での消耗を減らす考え方は 自分の話ばかりする人に疲れるとき|聞き役をやめる考え方にまとめています。


相性が悪くなる組み合わせもあります

うまくいかないのは、話の種類が競合するときです。

同じ分野の話を持っている二人が並ぶと、 どちらが詳しいかという比較が発生します。 そうなると独白の交換では済まなくなり、 場の空気が硬くなります。

逆に、まったく違う分野であれば、 互いに情報として聞けるので衝突しません。 噛み合わないことが、この場合は利点として働きます。

そもそも人の話を聞かない状態がなぜ起きるのかは 人の話を聞かない人はなぜ自分の話ばかりするのかで扱っています。


まとめ

  • 自分の話ばかりする人同士の会話は、交互の独白になる
  • 話題は行き来するが、掘り下げは起きない
  • 話す機会が両方に回るため、当人同士は満足しやすい
  • しんどくなるのは、その場に混ざった聞き役のほう
  • 同じ分野の話が競合すると、比較が始まって空気が硬くなる

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