ファンレターに自分語りを書いてよいのか|届く手紙の書き方
結論から書くと、ファンレターに自分の話を書いて構いません。 問題になるのは、書くかどうかではなく配分と位置です。
この記事は、 これからファンレターを書こうとしている側に向けて書いています。
ファンレターの自分語りで迷ってしまう理由
「自分語りは嫌われる」という話を先に知ってしまうと、手が止まります。
とくにファンレターは、 相手からの返事が前提になっていない一方通行の手紙です。 そのため「自分の話をしたら重いのでは」と考えやすくなります。
ただし、 自分の話が一切ない手紙は、誰が書いても同じ内容になります。
- 作品が好きです
- これからも応援しています
- お体に気をつけてください
これだけの手紙は、 受け取る側から見ると区別がつきません。 手紙を手紙にしているのは、自分の話の部分です。
自分語りという言葉そのものの意味は 自分語りとは?意味と、なぜここまで嫌われるのかにまとめています。
自分の話は「作品がどう届いたか」の説明として使う
位置が決まっていれば、自分の話は邪魔になりません。
うまくいきやすいのは、次の形です。
① 相手の作品・活動のどこに触れたかを書く
② それが自分にどう届いたかを、短い体験として添える
③ もう一度、相手の話に戻して締める
②が自分の話にあたります。 ここが①の説明として機能しているかぎり、 読む側にとっては「自分の作品が誰にどう届いたかの報告」になります。
逆に②だけが単独で長く続くと、 受け取る側は宛先を見失います。 この構造は、コメント欄で起きることと同じです (コメント欄の自分語りはなぜ起きるのか|書く側の心理)。
避けたほうがよい書き方
内容そのものより、相手に負担を渡す形になっていないかを見ます。
- 近況報告だけで終わっていて、相手の話が一度も出てこない
- つらい状況を詳しく書き、受け止めることを期待している
- 次にこうしてほしい、という要求が入っている
- 返事や反応を求める文面になっている
とくに3つ目と4つ目は、 自分の話かどうかとは別に、 相手に応答の義務を感じさせるため避けたほうが無難です。
住所を書くかどうか
返信を期待しない前提であれば、書かないという選択もできます。
差出人の住所や本名は、 返事が来る可能性を残したい場合に書くものです。 書いた情報がどう扱われるかは送り先によって違うため、 返事がほしいかどうかで決めるのが分かりやすい考え方です。
まとめ
- ファンレターに自分の話を書いて構わない。問題は配分と位置
- 自分の話が一切ないと、誰が書いても同じ手紙になる
- 自分の話は作品がどう届いたかの説明として置くとうまくいく
- 避けるのは、相手に応答の義務を感じさせる書き方
- 住所は、返事がほしいかどうかで決める