自分の話ばかりする人の特徴|なぜ相手の話にならないのか
この記事は、身近にそういう人がいて困っている側に向けて書いています。
自分の話ばかりする人の特徴を挙げようとすると、 たいてい性格の分類になります。
ただ、実際に困っている場面を思い返すと、 問題になっているのは性格ではありません。 会話全体のうち、どれくらいが相手の話で占められていたかのほうです。
自分のことばかり話すという言い方をされることもありますが、 指しているのはこの比率のことです。
自分の話ばかりする人の特徴は「比率」に出る
一回の話が長いことと、自分の話ばかりになることは別の現象です。
一回だけ長く話す人は、話し終わればそこで終わります。 困るのはそこではなく、次のような状態です。
こちらが話す(30秒)→ 相手が話す(5分)
→ こちらが話す(30秒)→ 相手が話す(5分)
一つひとつは長すぎないのに、 積み上がると会話の大半が相手の話になっています。
このとき、こちらが不満を持つ根拠は説明しにくくなります。 「一回ごとは普通の長さだった」からです。 それでも終わったあとに残るのは、 自分は何も話していないという感覚のほうです。
なぜ相手の話にならないのか
話が戻らない会話には、共通して欠けているものがあります。質問です。
会話が往復するとき、実際に橋を架けているのは 「それでどうなったの」「そっちはどうだった」という短い問いかけです。 この一言があるかどうかで、話者は交代します。
自分の話ばかりになる人は、 悪気があって話し続けているというより、返す問いを持っていないことがよくあります。
- 相手の話を受けて、自分の似た経験を出す
- 出した経験の説明が終わる
- そこで会話が止まり、また自分の続きを話す
止まった空白を、 もう一度自分の話で埋めてしまうという形です。
話の入り方そのものについては 自分語りが多い人の特徴|共通しているのは話の入り口で扱いました。
「自分語り」と「自分の話ばかり」は困っている場面が違う
同じ現象を指しているようで、この二つは出どころが違います。
| 使われる場所 | 問題にしていること | |
|---|---|---|
| 自分語り | 匿名掲示板・SNSから広まった言い方 | 一回の書き込みの内容が場違いであること |
| 自分の話ばかり | 対面の生活のなかで使われてきた言い方 | 繰り返しの累積で会話が偏ること |
「自分語り」はネット発の言葉なので、 一回の投稿を切り取って笑う形で使われます (自分語り乙・金賞とは?ネットスラングとしての使われ方)。
一方「自分の話ばかり」と言うとき、 指されているのはその人と過ごした時間全体です。 一回の会話では判定できません。
だから相談の場が違います。 ネット語のほうは掲示板やコメント欄で笑われ、 こちらは知恵袋や身近な相談として蓄積されてきました。
特徴を数えるより、比率で見たほうが早い
当てはまる特徴を数えても、相手は変わりません。
判断が早いのは、会話が終わったあとに 自分が話した時間を思い出せるかどうかを見ることです。
思い出せないほど短ければ、それが答えになります。 そのうえで、自分の消耗を減らす側に切り替えたほうが現実的です。
まとめ
- 自分の話ばかりする人の特徴は、一回の長さではなく会話全体の比率に出る
- 一回ごとは普通の長さでも、積み上がると大半が相手の話になっている
- 話が戻らないのは、返す問いかけが用意されていないため
- 「自分語り」はネット発で一回の内容、「自分の話ばかり」は累積を問題にしている
- 特徴を数えるより、自分が話した時間を思い出せるかで判断するほうが早い