自分語りの何が悪いのか?批判される点を整理する
この記事は、自分の話をしたら批判された側に向けて書いています。
自分の経験を話しただけなのに、 なぜここまで言われるのか—— という違和感を持つのは自然なことです。
批判されているのは話の中身ではありません。 何が問題にされているのかを、三つに分けて整理します。
自分語りの何が悪いとされるのか|三つの点
① 話題の所有権が移動している
もともと誰の話だったかが、途中で入れ替わることです。
相談されて聞いていたはずが、 似た経験の紹介から自分の話に移り、 最初の相談が宙に浮いたまま終わってしまう—— この形が最も多く指摘されます。
相手の話を奪う行為そのものは別の名前で呼ばれます。 違いは会話泥棒と自分語りの違い|似ているが別のものにまとめました。
② 時間の配分が一方的になっている
聞く側が、長さを決められないことです。
会話では、話す時間がおおむね交互に配られます。 これが崩れると、聞く側は 「終わるまで待つ」以外の選択肢がなくなります。
内容が面白いかどうかとは関係なく、 選べない状態そのものが負担になります。
③ 相手に反応を強制している
聞いた側が、何かを返さなければならなくなることです。
苦労話や成功の話には、 感心や同情といった決まった返しが期待されます。 返さないと空気が悪くなるため、 聞く側は反応の演技を求められます。
この三つが、批判の中身です。 なぜ嫌われるのかを聞き手の事情から見た整理は 自分語りはなぜ嫌われるのか|聞き手側の事情から見るにあります。
自分語りが悪いとされない場合
同じ話でも、批判されない条件があります。
- 求められている……聞かれて答えている場合は問題になりません
- 場所が合っている……日記やブログのように、読むかどうかを相手が選べる場所
- 相手に渡すものがある……判断材料や具体的な手順として使える内容
- 長さが調整されている……相手の反応を見て切り上げている
つまり批判されているのは行為そのものではなく、 条件が揃っていない状態です。
「悪い」ではなく「場所が違う」
話したい内容を消す必要はありません。
同じ話でも、 読むかどうかを相手が選べる場所に置けば、 自分語りとは呼ばれなくなります。
会話のなかで直したい場合は 自分語りの直し方|会話の主語を戻す練習にまとめました。 うざいと言われる側の感覚については 自分語りがうざいと言われる理由|何が引っかかるのかで扱っています。
まとめ
- 批判されているのは中身ではなく、話題の所有権・時間の配分・反応の強制の三点
- 聞く側の負担は、面白さではなく長さを選べないことから生まれる
- 求められている・場所が合っている・渡すものがある・長さが調整されている場合は問題にならない
- 話したい内容そのものを消す必要はない。置く場所を変えれば呼び名が変わる
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