自分語りの直し方|会話の主語を戻す練習

この記事は「する側」の話です。 自分の話が長くなりがちだと分かっていて、変えたい人に向けて書いています。

自分語りの直し方を調べると、 「話を聞くようにしましょう」という助言が並びます。

ただし、それができないから困っているという人がほとんどです。 ここでは、意識を変えるのではなく、 手順として実行できる形にして整理します。

自分の話ばかりしてしまうのを直したいという言い方で調べている場合も、 やることは同じです。


直すのは性格ではなく、話の順番です

自分語りが起きる瞬間には、決まった形があります。

相手が話した内容の中に、自分の経験と重なる部分が出てきます。 そこで「自分も同じことがあった」と続けます。 この一手で主語が入れ替わります。

相手:先週、引っ越しで大変で
自分:分かる、自分も去年引っ越したときに ← ここで主語が移る

悪意はなく、共感を示そうとして起きています。 だからこそ、気をつけるだけでは止まりません。


主語を戻す3つの手順

共感を示すこと自体はやめる必要がありません。順番を変えるだけです。

手順すること
1自分の経験を出す前に、相手に質問をひとつ返す
2自分の話は2文で止める
3話し終えたら、相手の話題に戻す一言を足す

例にすると、次のようになります。

相手:先週、引っ越しで大変で
自分:荷造りが一番きついですよね。どのくらいかかりましたか? ← 手順1
(相手の答えを聞く)
自分:自分も去年やったとき、3日で終わらなくて。 ← 手順2で止める
   それで、片付けはもう終わったんですか? ← 手順3

手順3が一番効きます。 自分の話をした後に相手へ戻す一言があるだけで、 同じ長さでも自分語りとは受け取られにくくなります。


2文で止める練習

話す量を減らすのではなく、区切る位置を決めておく方法です。

自分の経験を話し始めたら、 2文で一度止めて相手の反応を見ます。 相手が続きを聞きたければ質問が返ってきます。

返ってこなければ、そこで終わりにします。 判断を相手に渡すのが、この練習の要点です。

話が長くなる仕組みそのものは 自分語りが止まらない・話が長いと言われる人へで扱っています。


それでも変わらないと感じるとき

環境の側に理由があることもあります。

自分の話を聞いてくれる相手が他にいない場合、 一つの会話に全部を出そうとしてしまいます。 これは話し方の問題ではありません。

そういう場合は、話す先を分けるほうが早く解決します。


まとめ

  • 直すのは性格ではなく、共感を示すときの順番
  • 自分の経験を出す前に、質問をひとつ返す
  • 自分の話は2文で止めて、続きの判断を相手に渡す
  • 話した後に相手の話題へ戻す一言を足すと、受け取られ方が変わる
  • 変わらないと感じるときは、話す先が一つしかない可能性を疑う

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