自分語りするおばさんは何が違うのか
この記事は「される側」に向けて書いています。
自分語りをするおばさん、という言い方は 職場や近所付き合いの文脈でよく検索されています。
ただ、この振る舞いは年齢や性別で決まるものではありません。 それでもこの言い方が生まれるのはなぜなのか、 そこから整理していきます。
同じ振る舞いでも、呼び方が変わる
まず押さえておきたいのは、呼び分けが起きているという事実です。
同じように長く自分の話をしても、
- 若い相手だと「話が長い人」
- 年上の女性だと「自分語りをするおばさん」
- 年上の男性だと「自分語りをするおじさん」
というように、属性が先に付く呼び方になります。
振る舞いが違うのではなく、 受け取る側のラベルの貼り方が違うという側面があります。
自分語りをするおばさんで差が出るのは「話題の在庫」
年齢で変わる部分があるとすれば、性格ではなく持っている話の量です。
長く生きているぶん、 思い出せる出来事の数は増えます。 相手の話に重なる記憶を見つける確率も上がります。
きっかけ … 相手の話の中に、自分の記憶と重なる部分があった
反応 … 重なった記憶が鮮明になり、そのまま口に出す
この仕組み自体は年齢に関係なく起きます。 在庫が多いぶん、頻度が上がるという違いです。
引き金の詳しい仕組みは 自分語りしてしまう心理|なぜ話したくなるのかで扱っています。
立場の差が「話が止まらない」を作る
もう一つ効いているのが、その場の力関係です。
職場でも地域でも、 年長の側は話を止められにくい位置にいます。
- 途中で遮ると角が立つ
- 相づちを打つ以外の選択肢が取りにくい
- 話が終わるまで待つのが暗黙の了解になっている
つまり長くなる条件がそろっているわけです。 本人の話したい気持ちが特別に強いとは限りません。
「おばさん」という括りで語る側の問題
この言い方には、話を単純にしすぎる危うさがあります。
年齢と性別で人をまとめてしまうと、 目の前の相手の事情が見えなくなります。
実際には、 話し相手がその人しかいない状況だったり、 最近まわりに大きな変化があったりと、 個別の背景があることのほうが多くなります。
この記事でも、 年齢や性別そのものを問題として扱うことはしません。
その場でどう対応するか
関係を壊さずに切り上げる方法を持っておくと楽になります。
- 時間を先に伝えておく(「このあと予定があって」)
- 相づちの回数を意識して減らす
- 話題が一区切りしたところで、別の作業に移る
具体的な言い方は次の記事にまとめました。
まとめ
- 自分語りをするおばさんという言い方は、振る舞いより先にラベルが貼られている
- 年齢で差が出るとすれば性格ではなく、思い出せる話の在庫の量
- 職場や地域では年長の側の話が止められにくいという条件がそろっている
- 年齢と性別で括ると、目の前の相手の個別の事情が見えなくなる
- 対応は、関係を壊さずに切り上げる方法を持っておくほうが現実的