自分語りするおじさんの心理と、その場での受け流し方
この記事は、聞かされている側に向けて書いています。
職場の飲み会や打ち合わせの後で、 話が終わらなくなる場面の対処が中心です。
先に一つ断っておくと、 これは年齢の問題ではありません。 同じことは若い人にも起こります。 それでも特定の年代と結び付けて語られやすい理由が、 場の構造の側にあります。
なぜ自分語りとおじさんが結び付けて語られるのか
話す機会の量が、立場によって偏るためです。
会社や地域の集まりでは、 発言の順番と長さが役職や年次で決まりがちです。
- 話し始めても、途中で止められる可能性が低い
- 相手が聞いているかどうかの反応が返ってきにくい
- 場を締める役を任されているため、話の主導権を持っている
この三つが重なると、 話が長くなっても本人に情報が返らないという状態ができます。 性格ではなく、位置の問題です。
同じ構造は上司や先輩との関係でも起こります。 その場合の向き合い方は 自分語りする上司・先輩への向き合い方にまとめました。
話している側で起きていること
多くの場合、相手を困らせる意図はありません。
話が長くなるときに起きているのは、次のような状態です。
- 過去の経験が、いま役に立つ助言だと考えている
- 沈黙を埋める役割を、自分が引き受けていると思っている
- 話を切り上げる合図を、受け取る機会がなかった
話が長くなる人に共通する話の入り方は 自分語りが多い人の特徴|共通しているのは話の入り口、 なぜ人が自分の話をしたくなるのかという心理そのものは 自分語りしてしまう心理|なぜ話したくなるのかで扱っています。
おじさんの自分語りを受け流す四つの方法
相手を変えようとせず、自分の消耗を減らす方向で組み立てます。
① 相づちの量を一定にする
驚きや感心を強く返すと、話が延びます。
うなずきの回数を減らすだけで長さが変わります
② 時間の区切りを先に出す
「あと十分で戻ります」と最初に置くと、
途中で切っても関係が悪くなりません
③ 質問を返さない
「それでどうなったんですか」は話を延ばす合図になります
④ 第三者を巻き込む
二人だけの場は終わりが作れません。
誰かを呼ぶ、共有の話題に移す、で場の形を変えます
より一般的な受け流しの型は 聞き役に回るコツ|自分語りを受け流す技術、 言葉での返し方は 自分語りをされたときの返し方|角を立てずに流すにまとめました。
やらないほうがよいこと
その場で指摘して直そうとすることです。
話し方の癖は、指摘されただけでは変わりません。 むしろ「なぜそう言われたのか」の説明が始まり、 話がさらに長くなることがあります。
改善は本人が望んだときにしか起きません。 本人が変えたいと思った場合の手順は 自分語りの直し方|会話の主語を戻す練習にあります。
まとめ
- 話が長くなるのは年齢ではなく、発言の順番と長さが偏る場の構造による
- 本人には相手を困らせる意図がないことが多い
- 受け流しは相づちの量・時間の区切り・質問を返さない・第三者の四つ
- その場で指摘して直そうとしない。話が延びるだけで終わる
- 同じことは年齢に関係なく起こるため、人物評として扱わない