自分語りが面白い人と、そうでない人の違い
この記事は「する側」の話です。 同じように自分の話をしていても、受け取られ方が分かれる理由を扱います。
自分語りが面白いと言われる人がいます。 一方で、同じ長さだけ話してうんざりされる人もいます。
違いは体験の派手さではありません。 珍しい経験をしていなくても面白く話す人はいますし、 その逆もあります。
面白い自分語りに共通していること
聞き手にとっての入り口が、先に置かれています。
面白い側 「電車で財布を落としたときに、人の親切って
思ったより雑だと知ったんですが」← 先に結論の芽がある
そうでない側 「先週、電車に乗ってたんですけど、その日は朝から」← 出来事の順番のまま
時系列で話すと、聞き手は結論が出るまで待たされます。
面白いと言われる人は、 話の中で自分が何に驚いたのかを先に出しています。 その一言があるだけで、聞き手は「その話を聞く理由」を持てます。
主役を自分から外している
面白い自分語りでは、話し手が主役ではありません。
主役になっているのは、 出来事のほうか、そこで見つけた考え方のほうです。
| 主役の位置 | 聞き手の立場 | |
|---|---|---|
| 面白い | 出来事・気づき | 一緒に見ている |
| そうでない | 話し手本人 | 評価を求められている |
話し手本人が主役になると、聞き手は感想を出す役に固定されます。
「すごいですね」と言い続ける役割になると、 内容にかかわらず疲れます。 その仕組みは 自分語りはなぜ嫌われるのかで扱っています。
落ちを自慢にしない
成功で終わる話は、聞き手が反応しにくくなります。
- うまくいった話 …… 称賛以外に返す言葉がない
- 失敗した話 …… 笑う、共感する、驚くなど選択肢が多い
ネット上で定番化した自分語りの型も、 多くは失敗や間の悪さで終わる形になっています。 その型については 自分語りのコピペ・例文集にまとめました。
長さは面白さと関係ありません
短くても退屈な話はあり、長くても引き込まれる話があります。
長さが問題になるのは、 途中に区切りがないときです。
2分の話でも区切りがなければ長く感じられ、 10分の話でも区切りがあれば付いていけます。
話が伸びてしまう仕組みは 自分語りが止まらない・話が長いと言われる人へで扱っています。
まとめ
- 面白い自分語りの条件は、体験の派手さではない
- 話の入り口(何に驚いたか)を先に置くと、聞き手が付いてこられる
- 主役を自分から外すと、聞き手が評価役に固定されない
- 成功で終わる話は、返す言葉が称賛しかなくなる
- 長さ自体は問題ではなく、区切りの有無で受け取られ方が変わる