自分の話ばかりする夫・妻との会話をどうするか
この記事は「聞かされる側」に向けて書いています。
帰ってきてから寝るまで、会話がずっと相手の一日の報告で終わる。 こちらが話し始めても、途中から相手の話に戻っている—— 配偶者が相手だと、この状態が毎日続きます。
ここでは関係をどうするかという判断ではなく、 会話の組み立て方に絞って書きます。
親との会話とは、しんどさの出方が違う
同じ家族でも、配偶者と親では条件が違います。
親が相手の場合は、上下の関係と長い歴史があります。 夫や妻が相手の場合は対等ですが、そのぶん逃げ場がありません。
親 … 会う頻度を減らすという調整ができる
夫・妻 … 生活が同じなので、頻度そのものを変えられない
親との場合の距離の取り方は 自分語りする母親との距離の取り方にまとめました。 そちらは「時間・場所・話題で区切る」という調整が効きますが、 夫や妻が相手だと区切っても翌日また同じ量が来ます。
夫や妻の自分の話ばかりは、一回ではなく累積が問題になる
一回の会話が長いことより、それが毎日という点が効いてきます。
一日ぶんなら、多少長くても聞けます。 それが何年も続くと、聞く側の総量だけが積み上がります。
- 自分の話をする機会が、何年も来ていない
- 相手はこちらが聞き役だと思っている
- こちらも「今さら言い出せない」状態になっている
この配置が固まると、相手に悪気がなくても関係の重さになります。 聞き役に回り続けているときの考え方は 自分の話ばかりする人に疲れるとき|聞き役をやめる考え方にあります。
連絡と雑談を分けると、生活の実害が減る
夫婦の会話には、性質の違う二つが混ざっています。
| 中身 | 埋もれるとどうなるか | |
|---|---|---|
| 連絡 | 予定・支払い・子どもの用事 | 生活に直接支障が出る |
| 雑談 | その日の出来事・感想 | 聞けなくても支障は出ない |
自分の話ばかりになると、連絡が雑談の中に埋もれて流れます。 「言ったつもり」「聞いていない」が起きるのはここです。
そのため、連絡だけを文字に移すという分け方が効きます。 口頭のやりとりを雑談だけにすると、 話が長いこと自体は問題として残りません。
文字にすると別の重さが出る場合の話は LINEの自分語りが重いと言われるときで扱っています。
聞き手が自分ひとりになっていないか
夫や妻の話が長い場合、話す相手が他にいないことがあります。
働く場所が変わった、付き合いが減った、 という変化のあとに量が増えることは珍しくありません。
その場合、こちらが受け止める量を減らすより、 相手の話し先が増えるほうが早く効きます。 本人の趣味や外の集まりが戻ると、家での量は自然に下がります。 一人に集中している状態を分散させる、という考え方です。
そもそも自分の話が多くなる人の共通点は 自分の話ばかりする人の特徴|なぜ相手の話にならないのかにまとめています。
伝えるなら、性質ではなく順番の話にする
「いつも自分の話ばかり」と言うと、人格の話になってしまいます。 続く関係では、その一言が長く残ります。
- 「私の話も聞いてほしい」と希望の形で出す
- 「今日は私から話していい?」と順番の話にする
順番の話にしておくと、次に持ち越せます。 言い方そのものは 自分語りをされたときの返し方|角を立てずに流すにまとめました。
まとめ
- 配偶者は対等だが、生活が同じで頻度を変えられない
- 一回の長さより、毎日続いて累積することが負担になる
- 連絡と雑談を分け、連絡は文字に移すと生活の支障が減る
- 話し先が自分ひとりになっている場合は、分散させるほうが早い
- 伝えるときは性質ではなく、順番と回数の話にする