自分語りのコピペ・例文集|ネットで定番化した型
この記事は、読み物として楽しむ側に向けて書いています。
匿名掲示板やSNSでは、 同じ形をした投稿が繰り返し貼られ、 やがて型として定着することがあります。
ここでは実在する投稿をそのまま載せるのではなく、 どういう組み立てになっているかという構造の側から整理します。 例文はすべて書き起こしたものです。
自分語りのコピペが型として定着する理由
繰り返し見かける形は、それだけ再現されやすい構造だからです。
自分の話を始めるとき、 人は無意識に似た入り方を選びます。 その入り方が目立つと名前が付き、 真似されてコピペとして広まります。
型の代表格である「隙あらば」という言い回しについては 隙あらば自分語りとは?元ネタとネットでの使われ方にまとめました。
定番化した四つの例文の型
① 前置き型
本題に入る前に、自分の立場の説明が長く続く形です。
直接の関係はないんですが、自分も似た経験があって。 当時は事情がありまして、そのときの状況というのが——
前置きが終わる前に、話の中心が移っています。 この前置きが有効かどうかは 「自分語りですが」という前置きは効くのかで扱いました。
② 唐突投入型
話題と無関係な位置から、自分の事情が差し込まれる形です。
ちなみに私の場合は、去年から状況が変わりまして。
「ちなみに」「そういえば」から始まるものが多く、 接続詞だけで見分けられることがあります。
③ 苦労話型
過去の困難を並べ、現在の自分の根拠として提示する形です。
昔はもっと厳しくて、休みもありませんでした。 それに比べれば、今は恵まれているほうです。
助言のつもりで話されることが多く、 話し手には自分の話をした自覚が薄いのが特徴です。
④ 人生語り型
結論のない回想が、長い分量で続く形です。
思えば最初に配属されたときから、いろいろありました。 あのときの上司が言っていたことを、今になって考えます。
終わりの合図がないため、 聞いている側が切り上げのきっかけを作れなくなります。
ネタとして扱うときの注意
実在の投稿をそのまま貼らないことです。
コピペとして流通しているものにも、 最初に書いた人がいます。 出どころを確認せずに転載すると、 著作権の問題と、書いた個人が特定される問題の両方が起こります。
構造を説明する形であれば、この二つを避けられます。
匿名掲示板側での扱われ方は なんJ・5chの自分語りはどう扱われているか、 定型のレスについては 自分語り乙・金賞とは?ネットスラングとしての使われ方にまとめました。
まとめ
- コピペとして定着するのは、再現されやすい構造を持った形
- 定番の型は前置き型・唐突投入型・苦労話型・人生語り型の四つ
- 苦労話型は話し手に自覚が薄いという特徴がある
- 人生語り型は終わりの合図がないため、聞き手が切り上げられない
- 実在の投稿をそのまま転載しない。著作権と個人特定の問題がある