隙あらば自分語りとは?元ネタとネットでの使われ方
隙あらば自分語りとは、 話の切れ目さえあれば自分の話を始めてしまう様子を指す、ネット上の定型句です。
この記事は、 この言い回しを見かけて意味を調べに来た側に向けて書いています。 使う側・言われる側のどちらにも読めるように整理しました。
隙あらば自分語りの意味
意味は文字どおりで、 **「わずかな隙間があれば、そこに自分の話を差し込む」**という揶揄です。
ポイントは「隙あらば」の部分にあります。
- 頼まれてもいないのに始まる
- 話題が変わった直後でも差し込まれる
- 相手が話し終える前に入ってくることもある
つまり話の量ではなく、入り込む速さと執念を笑っている言い回しです。
自分語りという言葉そのものの意味は 自分語りとは?意味と、なぜここまで嫌われるのかにまとめています。
元ネタは特定できない
「隙あらば自分語り」の初出を示す資料は見当たりません。
分かっているのは、次のことくらいです。
- 匿名掲示板やSNSで、ツッコミの定型句として広まった
- pixiv百科事典やニコニコ大百科に項目が立つ程度には定着している
- 「隙あらば◯◯」という構文自体が、ネット上でテンプレート化している
「隙あらば」は、もともと 相手の油断を狙うという意味で使われてきた表現です。 そこに自分語りが入ったことで、 本人は狙っていないのに結果的に狙っているように見えるという おかしみが生まれています。
元ネタを一つに決めたがる記事もありますが、 この種のネットスラングは、はっきりした出発点を持たないまま 広まることのほうが多いと考えたほうが自然です。
使われ方は二通りある
同じ言い回しでも、向ける先によって意味が変わります。
① ツッコミ … 他人に対して使う。「また始まった」という指摘
② 自嘲 … 自分に対して使う。「隙あらば自分語りをしてしまう」
②の使い方は、書き手が 自分の話に入る前の断り書きとして置くことがあります。 似た働きをする前置きについては 「自分語りですが」という前置きは効くのかで扱いました。
なお、他人に向ける定型のツッコミとしては 「自分語り乙」という言い方も別に存在します。 そちらは自分語り乙・金賞とは?ネットスラングとしての使われ方にまとめています。
創作の中でも使われる
小説投稿サイトや二次創作では、キャラクターの性質を短く示す言葉として使われます。
「隙あらば自分語りをする先輩」と書けば、 それだけで人物像がおおよそ伝わります。 説明を省ける便利な言葉として機能しているわけです。
匿名掲示板での扱われ方は なんJ・5chの自分語りはどう扱われているかにまとめました。
まとめ
- 隙あらば自分語りとは、隙間があれば自分の話を差し込む様子を指す定型句
- 笑われているのは話の量ではなく、入り込む速さのほう
- 元ネタを特定できる資料はない。テンプレート構文として広まったとみられる
- ツッコミと自嘲の両方で使われる
- 創作では、人物像を一言で示す便利な言葉になっている