自分の話ばかりする友達との付き合い方
この記事は「聞かされる側」に向けて書いています。
会うたびに相手の近況で時間が終わる、 こちらの話を始めても数分で相手の話に戻っている—— 友達が自分の話ばかりという状態が続くと、 会うこと自体が億劫になってきます。
ここでは関係をやめる方向ではなく、 付き合い方の形をどう変えるかという話をします。
友達が自分の話ばかりでも、対等な関係ほど言えない
友達には立場の差がありません。それなのに、いちばん言いにくい相手でもあります。
職場であれば用件を理由に切り上げられますし、 家族であれば言い合っても関係は残ります。 友達関係にはそのどちらもありません。
職場 … 切り上げる口実が用意されている
家族 … 言い合っても関係そのものは続く
友達 … 口実も無く、続ける義務も無い
続ける義務が無いぶん、指摘が「関係の否定」に見えてしまいます。 そのため不満を言う代わりに、 だんだん誘いを断る方向へ流れていくことが起こります。
言い方そのものは 自分語りをされたときの返し方|角を立てずに流すにまとめました。
聞き役という役割は、付き合いが長いほど固まる
問題は一回の会話ではなく、役割が決まってしまうことにあります。
最初のうちは、たまたまその日の話題が相手側にあっただけです。 それが何度か続くと、 話す人と聞く人という配置が固定されます。
- こちらから話し始めても、相手は待つ姿勢に入らない
- 相手は「この人は聞いてくれる」と学習している
- こちらも途中で譲るのが習慣になっている
相手が意図的に奪っているというより、二人でその形を作っています。 だからこそ、相手だけを変えようとしても動きません。
聞き役に回り続けて消耗している場合の考え方は 自分の話ばかりする人に疲れるとき|聞き役をやめる考え方にあります。
会い方の形を変えると、偏りが目立たなくなる
会話の量そのものを調整するより、場の形を変えるほうが早く効きます。
- 人数を変える……二人だと配置が固定されます。三人以上だと話す順番が自然に回ります
- 時間を区切る……終わりの時刻が決まっていると、話の総量に上限ができます
- 並んで過ごす……向かい合う食事より、一緒に何かをする時間のほうが会話量の差が問題になりません
とくに人数の効果は大きくなります。 複数人が集まる場では、自分の話ばかりする人がいても、 聞く負担が一人に集中しません。
似た人同士が集まった場で何が起きるかは 自分の話ばかりする人同士が集まるとどうなるかで扱っています。
距離を置くことは、関係を切ることではない
合わないと感じたときに、二択で考えないほうが楽になります。
友達関係には、続けるか切るかの間に 会う頻度を下げるという中間があります。
年に数回になっても関係は残りますし、 状況が変わればまた戻ることもあります。 いま負担が大きいなら、その分だけ間隔を空ければ済みます。
そもそも自分の話ばかりになる人に共通する傾向は 自分の話ばかりする人の特徴|なぜ相手の話にならないのかにまとめています。
まとめ
- 友達には立場の差が無いぶん、指摘が関係の否定に見えやすい
- 問題は一回の会話ではなく、聞き役という役割が固定されること
- その配置は相手だけでなく、二人で作っている
- 会話量より会い方の形を変えるほうが効く。とくに人数が効く
- 続けるか切るかの間に、頻度を下げるという中間がある